第95回遊びのテーマ
「強調の呪文について学ぶ」
SeaArtについて解説されたサイトは少ないので、以下は、Stable Diffusionを解説しているサイトの引用になります。ご注意ください。
括弧(○○○)は、1.1倍の強調で、増やしていくごとに乗算されます。
(())=1.1×1.1
など
(○○○:1.5)は、倍率なので1.0以下も指定できますし、任意の倍率にできます。
解説のサイトを見て面白いと思ったことがあります。ネガティブプロンプトに、(3d:2.3)などと入れると、3D画像を2D画像にできることです。
括弧[○○○]は、単語への注目度を1.1下げる効果だそうです。
素人解釈というか一般の世界では、小括弧()、中括弧{}、大括弧[]なので少し意外でした。
知らなかった括弧の使い方
入れ子構造にしたときの括弧の使い方が、日本と外国では違うことを今日初めて知りました。
日本 [{()}]
世界の多数派 {[()]}
だそうです。驚きました。従って、大中小の呼び方ではなく、角括弧・波括弧・丸括弧という呼び方の方がいいよということでした。
面白いのは、
\(word\) ※※\は全角になっていますが半角です。※※
単語を注目率の無いただの単語扱いにできるそうです。
AI広場で、とにかく強調の呪文が多い画像を見つけました。倍率の10万分の一の位の数字は意味があるのでしょうか? 入れ子構造も複数見られます。1.1倍強調して1.1倍下げているところがあると思うのですが…。
プロンプト
((傑作)), (((最高品質))), ((超詳細)), ((イラスト)),[リアリズムライト効果],影,(ファンタジースタイル),(白背景:1.6), シンプルな背景, (地球テーマ),(マント)[(髪の焦点,((1女の子))],[(大きなスライムの髪): (雲の髪):0.3], (背景の髪),(高彩度),(銀河の水しぶきに囲まれた髪),)):((彼女の髪は銀河の雲になりつつある,:1.27628), (髪と服は銀河の雲と星団:1.1025),(マントが銀河雲になりつつある)(colorful_galaxy_print_clusters_of_stars_print:1.35),((カラフルな銀河と銀河の雲のある詳細な星空):1.2)):0.35], (((傑作))),(((最高品質))),((超詳細)),(イラスト),(ダイナミックアングル),((浮き)),(ペイント),((乱れた髪)),((美しい詳細顔)),襟,裸の肩, ((カラフルな髪)),((縞模様の髪)),美しい詳細な目,(グラデーションカラーの目),((カラフルな目))),(((カラフルな背景))),(彩度の高い))),(((で囲まれた)カラフルな水しぶき)))、((カラフルなドットで囲まれている)))、カラフルなバブル、((輝く))、
この画像を生成させたプロンプトの強調呪文である括弧だけをすべて外します。
プロンプト
傑作,最高品質,超詳細, イラスト,リアリズムライト効果,影,ファンタジースタイル,白背景:1.6, シンプルな背景, 地球テーマ,マント,髪の焦点,1女の子,大きなスライムの髪: 雲の髪:0.3,背景の髪,高彩度,銀河の水しぶきに囲まれた髪,彼女の髪は銀河の雲になりつつある,1.27628,髪と服は銀河の雲と星団:1.1025,マントが銀河雲になりつつある,colorful_galaxy_print_clusters_of_stars_print:1.35,カラフルな銀河と銀河の雲のある詳細な星空1.2:0.35,傑作,最高品質,超詳細,イラスト,ダイナミックアングル,浮き,ペイント,乱れた髪,美しい詳細顔,襟,裸の肩, カラフルな髪,縞模様の髪,美しい詳細な目,グラデーションカラーの目,カラフルな目,カラフルな背景,彩度の高い,で囲まれたカラフルな水しぶき、カラフルなドットで囲まれている、カラフルなバブル、輝く
画像生成後は、プロンプトが少し変化しました。
念のため、変化したプロンプトで元画像のシードを使って画像生成します。
プロンプト
傑作,最高品質,超詳細, イラスト,リアリズムライト効果,影,ファンタジースタイル,背景白い:1.6, シンプルな背景, 地球のテーマ,マント,ヘアフォーカス,1女の子,大きなスライムの髪: クラウドヘア:0.3,背景の髪,高彩度,銀河の水しぶきに囲まれた髪,彼女の髪は銀河の雲になりつつあります,1.27628,髪と服は銀河雲と星団です:1.1025,マントは銀河の雲になりつつあります,色とりどり_ギャラクシー_プリント_クラスター_の_お星様_プリント:1.35,カラフルな銀河と銀河雲で詳細な星空1.2:0.35,傑作,最高品質,超詳細,イラスト,ダイナミックアングル,浮き,ペイント,乱れた髪,美しいディテール顔,襟,裸の肩, カラフルな髪,縞模様の髪,美しい詳細な目,グラデーションカラーの目,カラフルな瞳,カラフルな背景,飽和,色とりどりの水しぶきに囲まれた、カラフルなドットで囲まれています、カラフルなバブル、輝いている
1.1倍たった一つにも苦労しているのに、1.27628倍など理解のしようもありません。元画像には背景の絶妙さ複雑さがあると思います。でも全体的に明るすぎて、括弧での強調の無い画像の方が好きです。元画像は、技術的に理解不能なレベルです。そういうものを作れないので見る力も足りないのでしょうか。
どこで見たか覚えていないのですが、「強調倍率は1.3倍まで。」という推奨値がありました。自分が使えるのは、せいぜい1.1~1.3ぐらいかと思います。今はまだ「(○○○)」ですら使えていない段階です。
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