SeaArtで遊ぶ第58回

​​​第58回遊びのテーマ
「表情を変える二つの方法」

人物の表情を変えるには3つの方法が思い浮かびます。今回はその中の二つを実行したいと思います。以前に一つだけはトライしていたかも知れません。今回は2つの違いを見てみたいと思います。それから、ビギナーからの脱却を目指して、少しずつ調整値を変えたりしてみます。
第57回の画像をそのまま利用します。

この画像をimg2imgへもっていき、眉から下を塗りつぶします。この時気を付けることは、実際の顔より大きく塗りつぶすことです。そうしないと不自然な画像が生成されます。

プロンプト欄には、次の言葉を入力しました。
「微笑んでいる」
サンプリングスケール 25
CFGスケール 7


全く同じ方法で。調整値を変えて生成します。
サンプリングスケール 40
CFGスケール 15


元の画像と比べると、
サンプリングスケール 40
CFGスケール 15
で生成した方が明らかにいいですね。
この方法の良いところは、顔の表情以外は全く変わらないところにあります。
実はこの後、「泣く」「泣き顔」「泣いている」「cry」「crying」というプロンプトで同様のことを行ったのですが、とんでもない画像しか生成できませんでした。
プロンプト
英語と日本語ではいろいろ違いが出てきます。今回「微笑んでいる」というプロンプトを入れましたが、結果は「笑っている」という感じがします。また、「smile」と「laugh」を使ってもなかなか言葉の意味通りには生成されません。「喜怒哀楽」の表情をうまく作り出すには、いいプロンプトを見つけ出すことが必要かもしれません。
2つ目の方法へ行きます。
理由があって、元になるモデルを別に生成します。

この画像をダウンロードします。
そして、シードの値をコピーします。
コントロールネットへ行きます。
「canny」を選択します。
保存した画像をアップロードします。
高級設定を開き、先ほどコピーしたシードの値を貼り付けます。
主な設定
コントロールモード「バランス」
サンプリングステップ 40
CFGスケール 7
プロンプト欄に「smile」と入力します。
(※生成後は、「はにかんだ笑顔」と変換されてしまいます。)

設定は同様にして、
コントロールモードを「よりプロンプトに~」に変えます。

この方法で表情を変えると、人物の顔、髪形、背景、照明などいろいろなところが少しずつ変わってしまいます。
良いところは、全体の雰囲気やバランスが崩れないところと変な画像が生成されないことです。
まとめ
「笑顔」一つでもなかなか大変でした。「泣き顔」はこれからの課題です。もちろんほかの表情も。
人物の表情を変える方法はいくつかあり、それぞれメリットとデメリットがあります。目的に応じて使い分けるのがいいかな。
プロンプトは意外にも難しいです。単純な単語でも言語の違いで差異が生まれます。もしかしたら文章のような表現でもいいのかもしれません。
いろいろな調整値は、ほぼmaxがいいのかなと思います。
サンプリングステップ 40
CFGスケール 15
など
シードの値
乱数発生値ということで、この値が同じなら同じ画像が生成されるということです。ここで一つやっと秘密がわかりました。
「いつものようにAI広場からお借りして」
と今まで遊んできましたが、あまりにかけ離れた画像が生成されて意味が分からないことがありました。また、逆に、何度やっても広場にあるものと同じ画像が生成されることがありました。すべて、シードの値の影響だったことが今日わかりました。
デフォルトの値が「-1」である意味はいまだに理解していません。

乱数の変化によって違う画像が生成されるところは、画像生成AIのとてもいいところのような気がします。想像できなかった意外な画像が生成されたり、設定は変えていないのに二度と同じ画像が生成されなかったりと。
「サイコロ」と「マジックワンド」にもそんなところを感じます。
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SeaArtの私の招待コードになります。良かったらお使いください。
KGSH9B
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