SeaArtで遊ぶ第195回

第195回遊びのテーマ
「VAE」

本題に入る前に「シード」について
アップデートのアナウンスはまだですが、高級設定のシードのところが変わっています。ランダムとカスタマイズのタブがあります。カスタマイズを選択してリフレッシュアイコンを使うとシードが同じままになります。今までのコピペの作業がなくなってとても楽です。

さて、本題へ。
「VAE」とは何でしょう。「?」をマウスオーバーすると次の解説が表示されます。
『生成される画像の色表現を調整できます。』
google 検索で表示された解説も引用します。
VAEとは、「変分オートエンコーダ」と呼ばれる、ディープラーニングを活用した生成モデルです。 AIの学習用データから特徴を学び取り、そのデータの特徴をもとに「学習用データと似ている新しいコンテンツ」を生成することができます。 VAEは、特定の傾向を持つ複数の作品を学習し、その作風に近い作品を生み出すことに向いています。
百聞は一見に如かずで、早速まいります。

モデル ReV Animated
VAE None
1boy

モデル ReV Animated
VAE  vae-ft-mse-840000-ema-pruned
1boy


違いがほとんどわかりませんでした。
そこで、モデルを変えます。

モデル Counterfeit-V3.0 (fp16/cleaned)
VAE None
1boy

モデル Counterfeit-V3.0 (fp16/cleaned)
VAE  vae-ft-mse-840000-ema-pruned
1boy

今度は違いがはっきりとわかります。
更に、モデルを変えます。
モデル NavelOrange
VAE None
1boy

モデル NavelOrange
VAE  vae-ft-mse-840000-ema-pruned
1boy

違いが一目瞭然です。
これまでは、VAEについて全く意識しておらず、自動的に選択されたものを使用していました。逆に言うと、「None」の画像を見たことがなかったのです。

まとめ
3つの例からわかるように、まず、VAEが「None」設定でも使えるモデルとそうでないものがあります。そして、モデルとVAEには相性のようなものがあります。
3つの例以外にも確かめてみました。
『VAE  vae-ft-mse-840000-ema-pruned』
を設定して、変わらないもの、悪くなるもの、良くなるものどれもありました。
VAEには、automaticとNoneを含めて7つの選択肢がありますが、実際に使えるのは5つということになります。力を入れて作りこむ時に、実際に試してみるという使い方がいいようです。

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