SeaArtで遊ぶ第190回

第190回遊びのテーマ
「アナログ的『手の修復』の1アイディア」

本家のStable Diffusionでも、手の生成と修復には困難を極めるようです。
さて、アナログ的に手の修復と言えば、ペイントソフトで描きなおすという方法がありますが、その作業は大変です。そこで、別なアナログ的方法を考えてみました。
ただし、すべての画像に使えるわけではなく、元画像もやや変化するので万能ではありません。あくまでも一つの提案として捉えてください。
条件に合った画像をお借りしてきます。

※左手の指が6本あります。
ここで、フリー素材のサイトへいきます。たくさんの手のポーズからマッチしそうなものをお借りしてきます。
画像編集ソフトで色を付けます。(ペイント缶ツールでOKです。)後でSeaArtがきちんと処理してくれるので、細かいところは気にしなくてもいいです。最後に背景の「白」を透過にします。

元画像を画像編集ソフトで開きます。少し上の背景画像をコピペして、左手を消します。袖口は残しておいても大丈夫です。
さらに、塗りつぶして透過した手の画像を貼り付けます。90%に縮小し、貼り付け角度を反時計回り5度にして貼り付けしました。

この画像をSeaArtのコントロールネットcannyに持っていきます。デフォルトのまま4枚生成します。




手は見事に修正されました。しかし、元画像と顔が違ってしまいました。他の部分が変わるのはcannyの特性上仕方がありません。
もう少し、元画像に近づけたいので、もう一度同じ操作をします。今度は、「より前処理画像に近い」を選択し、コントロールウエイトの値を2にします。
指の形はいいですが、色の感じはあと一歩です。ただ、こちらは偶然1回でいい感じになりました。もう一度、cannyにかけるという方法もありそうです。
コントロールネットの挙動が以前と違います。
コントロールネットに画像を読み込ませたとき、一番気を付けたいことは、モデル、LoRA、高級設定の中の設定や数値が毎回書き換えられることです。そのため、予期せぬ「なんで?」という画像が生成されることが多いです。こまめに記録しながら生成する必要があるかと思います。
この後、コントロールネットのいろいろな選択肢、フェイススワップ、img2imgなどを使って試みましたが、紹介した以上の画像は得られませんでした。
最後の画像を何とかできれば使えるレベルになりそうです。​

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