第177回遊びのテーマ
「コントロールネット(再) canny」
コントロールネット(再)
学びなおしたことを元に、以前とは違う手法も使ってコントロールネットについて調べたいと思います。
ありがたくお借りしてきます。
この画像をまず、「プレビュー」へ持っていき、「canny」を選択して画像生成します。
この画像が表しているのは、元画像からcannyが抽出した線画だということです。つまり、内部処理の途中をプレビューしているのだと思います。「プレビュー」はどうやらコントロールネットの処理の途中というか特性というか、そのようなものを知る場所と言えそうです。一度、理解してしまえば、それで使わなくなってもいいような気がします。しかし、新たな使い道を考えたので、後半で紹介します。
元画像を「canny」へ持っていき、設定は変えずに「バランス」でそのまま生成します。
たまたま、あまり変化の感じられない結果となりました。右端だけがNSFWになっている理由がわかりません。
「canny」は、表情を変える時には大変有効でした。
今回は「バランス」を選択して変化のない画像になりましたが、他の二つの選択肢を選べば、豊富なバリエーションの画像が得られると思います。
ここまでは、普通のcannyの使い方です。過去に、意味を理解せずに使って確かめていました。その時の最大の間違いは、解説の文をそのまま信じ込んで、説明に合っていないなと思ったことです。
ここまでがcannyへの理解と普通の使い方かと思います。
本題については終了です。
さて、ここからは、コントロールネットのcannyではなく、プレビューのcannyで得られた画像で遊んでみます。
プレビューで得られた画像を下絵仕上げに持っていきます。そして、「撮影」を選択し、プロンプト欄には「女性」と入力して画像生成します。
次は、プレビューで得られた画像を他のソフトで白黒反転させます。
先ほどと同じように、下絵仕上げに持っていきます。そして、「撮影」を選択し、プロンプト欄には「女性」と入力して画像生成します。
今度は、白黒反転画像をコントロールネットのlineartへ持っていき、バランスモードで画像生成します。
左端の画像を再びコントロールネットのlineartへ持っていき、バランスモードで画像生成します。
・・・ここで我に返ります・・・
やりたいことを山ほど思いついて止まらなくなりそうです。他のコントロールネットも使えば、更に多くのバリエーションを得られそうです。1枚の元画像でこんなに遊んだのは初めてです。
これらの結果を踏まえれば、新たなSeaArtの使い方ができるとわかりました。
・手持ちの画像を持ってきて、「プレビュー」のいずれかの選択肢で画像生成する。
・生成画像をコントロールネットへ持っていき任意のもので画像生成する。
(更に、その時、モデルやLoRAを変更するとよりバリエーションが増える。)
一つの画像から変化に富んだものを作り出す。または、新たなものを作り出す。振り返ると、これまでは、存在している機能を選択することによってのみ画像生成していました。しかし、今回の経験から、作り手の創造性をもっと発揮できるのだと知りました。
第170回を過ぎて、コントロールネットの再検証をするなど、過去にトライしたことを再確認したりしています。これまでは勉強が足りなくて、全くわかっていなかったなと反省しているところです。コントロールネット(再)をもう少し続けていきたいと思います。
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