SeaArtで遊ぶ第172回

​​第172回遊びのテーマ
「ネガティブプロンプト」

まず、第170回のプロンプトと画像をもう一度。
DreamShaper
​絵の中にポストカードがありポストカードには、​​漫画​​が描かれている。漫画を画く手と鉛筆が見えている。絵はデスクの上にある​

「漫画」は「船の写真」になっています。ここで、リフレッシュアイコンを使います。高級設定のネガティブプロンプトをすべて外して、シードの値をコピペします。そして、画像生成します。

(手と鉛筆がきれいです!! ※鉛筆は手に刺さっていますが………。)
「写真」が「漫画」になりました。
外したネガティブプロンプトを見てみます。
verybadimagenegative_v1.3, ng_deepnegative_v1_75t, (ugly face:0.8),cross-eyed,sketches, (worst quality:2), (low quality:2), (normal quality:2), lowres, normal quality, ((monochrome)), ((grayscale)), skin spots, acnes, skin blemishes, bad anatomy, DeepNegative, facing away, tilted head, {Multiple people}, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worstquality, low quality, normal quality, jpegartifacts, signature, watermark, username, blurry, bad feet, cropped, poorly drawn hands, poorly drawn face, mutation, deformed, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, extra fingers, fewer digits, extra limbs, extra arms,extra legs, malformed limbs, fused fingers, too many fingers, long neck, cross-eyed,mutated hands, polar lowres, bad body, bad proportions, gross proportions, text, error, missing fingers, missing arms, missing legs, extra digit, extra arms, extra leg, extra foot, ((repeating hair))

これは、自動生成されたものです。長すぎて大変です。これを、Bing AIに翻訳させようとしました。すると、カンマ区切りのものを一つ一つハイライトして、和訳せずに以下の解説が生成されました。
「以下の英文は、画像の品質に関する記述を含んでいます。画像の品質に関する記述は、画像の特定の側面についての情報を提供します。例えば、画像がぼやけているか、歪んでいるか、または手が不自然に描かれているかなどです。この英文には、画像の品質に関する多数の記述が含まれています。これらの記述は、画像の品質に関する多くの側面をカバーしています。」
今度は、DeepLに和訳させてみます。

verybadimagenegative_v1.3、ng_deepnegative_v1_75t、(醜い顔:0. 8),横目,スケッチ, (最悪画質:2), (低画質:2), (通常画質: 2), lowres, 標準品質, ((monochrome)), ((grayscale)), 皮膚のシミ, ニキビ, 皮膚のシミ, 解剖学的に悪い, DeepNegative, 反対側を向いている, 頭を傾けている, {複数の人物}, lowres, 解剖学的に悪い, 手が悪い, テキスト, エラー、 指がない, 余分な指, 桁が少ない, 切り抜き, 最悪品質, 低品質, 正常品質, jpegartifacts, 署名, 透かし, ユーザー名, ぼやけた, 悪い足, 切り抜き, 下手な手, 下手な顔, 突然変異、 変形, 最悪品質, 低品質, 標準品質, JPEGアーティファクト, 署名, 透かし, 余分な指, 桁が少ない, 余分な手足, 余分な腕, 余分な足, 変形した手足, 融合した指, 指が多すぎる, 長い首, 反対目, 変形した手, 極低レス, 悪いボディ, 悪いプロポーション, 総プロポーション, テキスト, エラー, 欠けた指, 欠けた腕, 欠けた足, 余分な桁, 余分な腕, 余分な足, ((繰り返す髪))

ここで、更にネガティブプロンプトについて実験することにしました。
・AI広場からタイプの異なる画像を3つお借りしてきます。
・それらからネガティブプロンプトだけ収集して、一つのものにします。
・Bing AIを使って重複語句を削除させます。
※Bing AIで入力できるのは2,000文字までです。今回のプロンプトは1,800文字以上でしたので、お借りするのが3つの画像で限界でした。
生成できたネガティブプロンプトを使います。
まず、初めの画像でリフレッシュアイコンします。するとその時点で「絵」が「写真」に変わってしまいました。次に、ネガティブプロンプトを削除し、新たに生成したものを入れます。最後にシードをコピペします。
このようにして生成した画像がこちらです。
服が・・・
「手」と「鉛筆」に注目です。鉛筆上部は少し変ですが、まっすぐです。指やお互いの関係性もいいです。画像全体はシードが同じであるにもかかわらず、かなり変わりました。
ネガティブプロンプトは、「生成してほしくないもの」を入力する。そういうものだと思います。しかし、この結果を踏まえれば、意図的にネガティブプロンプトで操作することはなかなか難しいとしても、ネガティブプロンプトをいじって生成画像を変化させることが可能だと言えるようです。ネガティブプロンプトは、否定だけではなく逆説的な創造力もあるのかなと思います。

それから、とても注目すべき点があります。第170回で指摘した、「手と鉛筆」の問題が、今回の検証では解決されているように思います。初めに、ネガティブプロンプトをすべて外して画像生成したら、「手と鉛筆」がきれいに表現されていました。(※刺さるというお互いの関係性はよくないですが。) 次に、ネガティブプロンプトの重複語句を消した新しいネガティブプロンプトも成功していました。

まとめ
第170回と今回を比較して明らかにわかることは、「鉛筆がすべてまっすぐ」であるということです。「手」に関しても今回の方が明らかに良いです。
手足に関するプロンプトを重複して多数入れると、その点について、逆に作用しているような気がしました。オートで入力されるネガティブプロンプトは少し確認した方がいいようです。
画質や照明に関することなどはいいとしても、直接プロンプトに関わるようなものを入力すると生成画像そのものを変えてしまうことがあるようです。
ネガティブプロンプトもまた奥が深いなと実感します。

​今週も頑張りましょう。

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