第108回遊びのテーマ
「コントロールネット canny」
いつものようにお借りしてきます。
背景を除去します。背景を除去する理由は、このまま進めると背景の植物部分が「指」に変わってしまうからです。つまり、実際はかなりの作業を進めたのですが、元に戻ってお話しているというわけです。
SeaArtの現バージョンの背景除去はやはり使えませんでした。残念ながら、初めて「背景除去」が登場した時より劣化しています。人物の向かって右側部分が必ずと言っていいほど消えます。そこで、Adobe Expressで背景除去しました。
この画像をコントロールネットへアップロードします。
タイプはcannyを選択します。
モデルは元画像から変わっている場合がありますので同じにします。
LoRAがもし選択されている場合は削除します。
コントロールモードはバランスです。※どちらかに寄せると人物とマッチしない背景が生成されます。
プロンプトを全部消して、「髪を黒髪に」とし、画像生成します。
一番左がよさそうです。
この後も実は別な作業を進めていたのですが、失敗したので、また戻ってお話しています。4枚生成させると一番左がよくなる確率が高かったので、コスト削減のためとりあえず生成枚数を1枚に抑えます。
同様の手順で、プロンプト「緑色の瞳」
失敗です。
少し変更して、「緑の目」
なぜか、このようになりました。
いろいろ試行錯誤してもうまくいかないので、調べに行ってきます。途中結果は省略して、最後の成果と課題を紹介します。
元のプロンプトを消さずに、変えたり付け足したりする方法を使います。色を変えているところが変更点です。画像の変化がわかりやすいように極端な色に設定しました。前回学習した髪型も入れています。
プロンプト
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2番目が良さそうなので拡大します。
服装は、Tシャツになりませんでしたが色だけ変わっています。髪色、髪型、目の色はいいですね。
まとめ
cannyの二通りの使い方
元画像に忠実に変更するなら、プロンプトの変更、削除、追加で。
元画像にそれほどこだわらないなら、変更部分のみプロンプトで。
4枚中一番左が望む画像に近くなる可能性が高い。
髪色、髪型、目の色はわりと任意に変えやすいが、服装を変えるのは難しい。
※おそらく、cannyの説明にあるような理由だからだと思います。「服装」だと抽出したものを変えるということになるからです。色は変えられてもデザインは変えられません。ちなみにタートルネックといれてみたら、今の画像に加えて、首部分がチョーカーのように布で覆われました。
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