PixArt-α Standardとスタジオの比較

NO.291 PixArt-α Standardとスタジオの比較

PixArt-α Standardの「ポジティブな合言葉」にデフォルトで入力されているプロンプトを使って、「スタジオ」と生成画像を比較します。

Modern luxury contemporary luxury home interiors house, in the style of mimicking ruined materials, ray tracing, haunting houses, and stone, capture the essence of nature, gray and bronze, dynamic outdoor shots.

PixArt-α Standard Cinematic
スタジオ 映像

コストの違いに見合う画像の違いかなと思います。次に、スタイルを変更して比較します。

Manga
漫画

PixArt-α Standardの方は指定スタイルになっていません。

PixArt-α Standardは、画像そのものの質は良いですが、スタイル名に合わない画像が生成されることがあります。コストがとても高いので、あまりテスト生成できず、ここぞというときでないと使用できない気がします。

ここから先は、本題とは異なります。SeaArtの最近の様子について感じたことを記録しておきたいと思います。2024.04.08

モデル、LoRA、毎日の挑戦のこと
先週、大規模な問題が、モデルとLoRA関係で発生したらしく、その影響を受けて「毎日の挑戦」が中断されていました。また、影響は、CimfyUIにも出ていて、公開されているものを利用しようとすると、赤い文字で警告をするダイヤログが表示されるものが多かったです。そこで先週は、CimfyUIを利用するのを控えました。

NSFWどころではない
「ホーム」に全裸画像がたくさん掲載されている日がありました。全裸というだけではなく完全な露出がありました。驚いたことに、公式のCimfyUIを使い「1girl」というプロンプトで生成した画像も全裸になりました。全く同じものを使ってその前に生成したときは普通の画像でした。現在、ホームでは全裸画像は表示されていませんが、意図のあるなしに関わらず、それはまだ生成できるようになっています。

画像が向かって右に寄る問題
最近このブログで、スタジオ「切り絵」限定で、画像が向かって右に寄る問題を書きました。その後、更に続けて調べてみました。設定に限らず、額縁、枠など矩形の外枠があるものは、ほぼ向かって右に寄ってしまいます。

構図やレイアウトなどについて
例えば、今回の比較画像で見るとプロンプトには指定条件がないものの二つの画像はとても似ています。向かって左に壁面、右奥は解放空間という感じです。これまであまり深く考えたことはなかったのですが、SeaArtには癖のようなもの(意図してそのように作られているか、学習素材あるいは世界に存在するものにそのような傾向があるのか)があると思います。

プロンプトが通じなくなっていること
こちらは、「ガラスポッドの中の・・・」というプロンプトが通じなくなっているという話で最近ブログに載せた話題です。現在、NO.291のブログですが、第100回以前に使用したプロンプトは通じなくなっているものが多かったです。それは、SeaArt本体、モデル、LoRAなどいろいろな要因によると思われます。問題ではなく進化だとは思うのですが、最近、単純なプロンプトでは思ったような画像ができなくなって苦労しています。

商用利用可能モデル、LoRA
一番困るのがその表記がないものです。また、同じバージョンなのにどこかで権利関係の表記が変わっていることがあるので、その都度注意が必要です。例えば、現バージョンのBRAはずっと商用利用不可でしたが、現在は可能となっています。

また、バージョンが変わった場合にも注意が必要です。あるバージョンまで商用利用可能だったものが、最新バージョンで商用利用不可になったとき、整合性をとるために旧バージョンも不可になるという場合があることが報告されています。

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