桃太郎 3つの生成AI

NO.225 桃太郎 3つの生成AI

Bardに、桃太郎の話を場面に分けて生成させました。それを元プロンプトとして画像生成してみます。

左はSeaArt、真ん中はFirefly、右はImageCreatorです。

むかしむかし、ある村に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんとおばあさんには、子どもがいませんでした。ある日、おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきました。おじいさんとおばあさんは、桃を割ってみると、中から元気な男の子が出てきました。おじいさんとおばあさんは、男の子に「桃太郎」と名付けました。

桃太郎はすくすくと成長して、やがて立派な男の子になりました。ある日、おじいさんとおばあさんが鬼たちに宝物を奪われてしまいました。桃太郎は、おじいさんとおばあさんを助けるために鬼ヶ島へ向かうことにしました。 

桃太郎は、旅の途中で、イヌ、サル、キジに出会い、仲間にしました。そして、みんなで鬼ヶ島に渡りました。

鬼ヶ島では、鬼たちが村から奪った宝物やごちそうを並べて、酒盛りをしていました。桃太郎たちは、鬼たちに宝物を返すよう要求しました。しかし、鬼たちは聞き入れず、桃太郎たちを攻撃してきました。

桃太郎は、イヌ、サル、キジの力を借りて、鬼たちを次々と倒していきました。そして、ついに、鬼の親分である赤鬼と戦うことになりました。 

桃太郎は、赤鬼の弱点である鼻を狙って、きびだんごを投げつけました。赤鬼は、きびだんごを鼻につけて、動きが止まってしまいました。桃太郎は、赤鬼の首を切り落として、鬼ヶ島から宝物を奪い返し、村に帰りました。

桃太郎は、おじいさんとおばあさんを助け、村に平和をもたらしました。桃太郎は、村の人々から英雄として迎えられました。

評価表を作ってみました。

SeaArtFireflyImageCreator
ストーリープロンプトに忠実である×
画風が統一されている×
桃太郎の生成
動物の生成×
鬼の生成××
評価表

今回は画像生成という観点で、ストーリーのプロンプトが使えるのか試してみました。場面ごとの単発ならImageCreatorの圧勝です。

今回の試行を「絵本作り」という観点で振り返ってみると、3つの生成AIではどれもかなり厳しいです。時間をかければ作れそうではあります。そして、そのような目的ならば、SeaArtが真価を発揮すると思います。なぜなら、唯一「〇」評価である「画風の統一」が生きてくるからです。本格的に取り組むなら、ストーリープロンプトにこだわることなく、表したいものをプロンプトで指示すれば、それぞれの場面に合った画像が生成できるかなと思います。問題は、そのプロンプトがとても難しそうなことです。


もしも絵本を作るとするなら、それに特化したAIを使う方がとても楽そうです。以前、このブログでも、そのようなAIを紹介したことがあります。

※Fireflyについて
・ストーリープロンプトが、何かの違反ではじかれてしまいました。規制は厳しいです。
・画風を統一するために、自前の画像をアップロードしてモデルにできます。しかし、その機能には現時点で、大変な問題があります。背景に必ずと言っていいほど富士山が生成されます。アップロード画像に、富士山は全くありません。例えば、背景が教室の画像を使ってもそうなります。今回もそのことが証明されました。バグというより重大な欠陥かと思います。(2024.02.01時点)

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