AIについて 2023.11.26 時点のお話

テーマ1 「SeaArtについて教えてと聞いてみました」
SeaArtについて正しく答えられたのは、Bing AIだけでした。
ChatGPT3.5、Bardなど、他は、「海の芸術」について解説しました。

テーマ2 「トークン」
「トークン」という言葉を聞いて、何となく仮想通貨関連かなと思いました。調べてみると、例えば、ChatGPT4.0などでは、トークンの数をもとに料金が決まるそうです。英語は単語1つで1、日本語は漢字1つで2~3、カンマや句読点、全角、半角などあらゆる文字をトークンという数にして計算するのだそうです。
昔話の「桃太郎」を使って、トークン数を計算した実験が紹介されていました。トークン数にすると、日本語は英語の2.3倍、単語数にすると0.6倍だそうです。とても興味を惹かれる結果です。料金だけについて言えば、日本語は圧倒的に不利ということになります。しかし、現実世界なら、少ない単語で多くのことを表現できる言語ということになります。

テーマ3 「Poe」
昨日、今度は、「Poe」というサービスを初めて利用しました。その中で使用できる、「Claude-2」というAIは、最近、「Claude-2.1」に進化したらしく、「ChatGPT4.0」を凌ぐほどの実力だと言われています。Poeでは、他に、DALL-E-3なども使えます。1か所で済むので大変便利です。マイクロソフトのBing AIとImage Creatorは、お互いのつながりがわかりにくく操作性が悪いですが、Poeのサービスはとても分かりやすいです。
以下が現時点で使えるものになっています。


いずれかを利用すると、履歴がアイコンとともに左側に表示されるので大変便利です。無料ユーザーは、「制限付き」とあっても使えるものと、使えないものがあります。

テーマ4 「AIについて」
2023.11.25現在のAIの能力ランキング(仮)を考えると
1位 ChatGPT4.0 Turbo
2位 Claude-2.1
3位 ChatGPT4.0
のようになるようです。
自分は相変わらずChatGPT3.5しか使えないので、いつも回答には「2021年9月までのデータしかありませんと。」断り書きが入ります。
Claude-2を少し使ってみました。いつものお決まりで、
「ムンクの叫び画像を画像生成AIに作成させるプロンプトを考えてください。」
と問いかけます。すると、
「それは著作権等に違反することだから………」と理由を添えて断られました。
AIにそう断られたのは初めてのことです。どうやら、Claude-2は、できないことはできないと答えるらしく、他のAIと少し違うところがあるようです。日本や世界でAIの問題について話し合おうという機運が高まっていますが、Claude-2は、そのような問題に関して、ちょっと良心が感じられるAIになっているかもしれません。

テーマ5 「ネットにつながるAIと…」
ChatGPTは、2023年9月からネット接続可能になりました。Bing AI、Bardもネット接続しています。
第157回の遊びで少し触れましたが、Image Creatorは、ユーザーのプロンプトに答える画像生成の他にネットの参考画像を多数表示するようになりました。Bing AIも含めて、マイクロソフト系は、うまくネット接続を使えていると思います。
ChatGPTは、情報のリアルタイムな精度を高めることにネット接続が生かされていると思います。
問題なのは、Bardです。
例えば、「画像生成AI用のプロンプトを10個」頼むと
テーマ、参考サイトとその画像、プロンプト
という形で表示されます。
問題の部分は、「参考サイトとその画像」です。多くがアマゾンの商品画像になっています。また、そうでない場合もどこかの公式販売サイト、プロンプトとテーマの似た本が紹介されるなどが挙げられます。無料サービスと言えど、そんなことをしているのはBardだけです。どうしたgoogle。
他にもBardに関して、個人的に思うところはあるのですが伏せておきます。ただ、youtubeの広告閲覧が11月から非常に強制されることになったことに絡んで何かを感じずにはいられません。

不定期検査 いつもの命題「俳句を10個作ってください」
試せる範囲で2023.11.25現在のAI達に問いかけてみました。どのAIも、また、回答が変わっていました。盗作がなくなったのは良いことです。字余りが多く、散文になっているものもあります。そもそも、検査方法が妥当ではないのかもしれませんが、時々そうやって問いかけて遊んでいます。

おわりに
世界で最も使われているOSは日本製のトロンなのですが、そのことはほとんど知られていません。日本にも画像生成AIはありますが、世界に名をとどろかすAIはありません。このような分野がもともと得意だった日本。立ち上がってほしいです。

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