NO.849 坊主頭の学生

「坊主頭のまじめな学生」この画像を生成しようと思いました。GPTsとともに進めていったのですが、プロンプトの解釈の揺れにとまどいました。

studious male student, buzz cut, round glasses with black elastic strap, wearing school uniform, sitting at a wooden desk, writing in a notebook, inside a classroom, morning sunlight streaming through the window, soft warm light, calm and peaceful atmosphere

肩に何か背負っているところと学生服になっていないところを修正してもらいます。

studious Japanese male student, wearing black gakuran school uniform, buzz cut, round glasses with black elastic strap, sitting at a wooden desk, writing in a notebook, inside a classroom, morning sunlight streaming through the window, soft warm light, calm and peaceful atmosphere, nothing on shoulders

「black gakuran school uniform」で和服になってしまいました。このプロンプトの和訳で生成してみます。

黒の学ランを着た真面目な男子生徒、丸刈り、黒いゴム紐の丸眼鏡をかけ、木製の机に座り、ノートに書き込む。教室内で、窓から差し込む朝の日差し、柔らかく温かな光、静かで穏やかな雰囲気、肩には何もかけていない。

画像だけ見ると悪いところはありません。しかし、「丸刈り」「学生服」が条件に合っていません。「丸刈り」の前に、あえてダブらせて「坊主頭」を付け加えてみます。

黒の学ランを着た真面目な男子生徒、坊主頭、丸刈り、黒いゴム紐の丸眼鏡をかけ、木製の机に座り、ノートに書き込む。教室内で、窓から差し込む朝の日差し、柔らかく温かな光、静かで穏やかな雰囲気、肩には何もかけていない。

頭は変わらず、想定外に学生服が生成されました。同じプロンプト「黒の学ラン」でブレザーと学生服という違いが出てしまいました。このようなプロンプトの解釈の揺れは、ユーザー泣かせです。

坊主頭を生成するために、その部分だけ英語にしてみます。

黒の学ランを着た真面目な男子生徒、buzz cut、黒いゴム紐の丸眼鏡をかけ、木製の机に座り、ノートに書き込む。教室内で、窓から差し込む朝の日差し、柔らかく温かな光、静かで穏やかな雰囲気、肩には何もかけていない。

おしい。頭はオーケーで、あとは学生服だけです。普通の表現に変えてみます。

黒の日本の学生服を着た真面目な男子生徒、buzz cut、黒いゴム紐の丸眼鏡をかけ、木製の机に座り、ノートに書き込む。教室内で、窓から差し込む朝の日差し、柔らかく温かな光、静かで穏やかな雰囲気、肩には何もかけていない。

できた!!

GPTsの困ったところ
「学ラン」「丸刈り」など言葉の選択ミスをすることがあります。英語⇔日本語間の齟齬の問題もあり、うまくいかない時は、反対側の言語に置き換えるとよいことがあります。例/「丸刈り」→「buzz cut」。今回のような日英混在プロンプトは、全く問題ありません。

画像生成AIの困ったところ
同じプロンプトでシードにより違うものを生成してしまうところ。今回は、「学生服」についてでした。自分的には、シード違いというよりプロンプトの解釈の揺れだと思っています。

良かったところ
日本の教室の風景。机、いす、窓、掲示板などほぼ完璧でした。

プチ発見
ヘアスタイルによって人物の顔が決定されているところ。(※Filmの場合)


私の住む地域の複数の高校では、ここ数年で、学生服→ブレザー化が進み、ついに2026年から学生服が消えることになりました。

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