NO.666 SeaArt FILM

2025.4.19に公開されたばかりの『SeaArt FILM』を使ってみます。
まずは、デフォルトのプロンプトのまま生成します。
Movie-like portrait of a cowboy riding on a horse with western scenery behind him and extreme light and shadow

ここからは、FILMとInfinityを比較しながら進めます。
緑のドレスを着たスカーレット・オハラが、燃えるような夕焼けの南部の風景を背にして立ち尽くしています。彼女の表情は強い決意に満ち、目には涙が光っています。髪は風になびき、彼女の姿勢は自信に満ちています。周囲には、戦火により壊れた家々や枯れた木々が点在し、荒れ果てた土地が広がっています。背景には、橙色と紫色の色彩が混ざり合った美しい空が描かれ、感情的な雰囲気を演出しています。
FILM

涙の部分の生成がとても良くないです。
Infinity

人物を比較すると、FILMの方が良いです。Infinityは、どうしてもInfinity顔になってしまいます。服装も時代考証的にFILMの勝ちかなと思います。
夕焼けの砂漠の惑星で、ダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーが激しく戦っています。ダース・ベイダーは黒い鎧を身にまとい、赤いライトセーバーを振りかざし、圧倒的な存在感を放っています。一方、ルークは緑のライトセーバーを持ち、必死に応戦する姿勢を見せています。周囲には砂嵐が舞い上がり、砂が渦を巻いて彼らの戦いを取り巻いています。背景には、オレンジ色に染まった空と遠くに見える岩山が描かれ、緊迫した雰囲気を引き立てています。
FILM

Infinity

Infinityはライトセーバーが破綻しています。また、色が正しくありません。FILMはライトセーバーについては完璧です。
神秘的な夜空の下、ホグワーツ城が月明かりに照らされて美しく輝いています。高い塔や尖った屋根が、幻想的なシルエットを描き出しています。周囲には星が瞬き、静寂な雰囲気が漂っています。城の近くには、浮かぶホグワーツ特急が見え、蒸気を上げながらゆっくりと進んでいます。特急の窓からは、楽しそうな生徒たちの姿が見え、魔法の世界のワクワク感が感じられます。
FILM

Infinity

こちらは、甲乙つけがたい出来になりました。
ニューヨークの街中で、アベンジャーズが一堂に会し、悪と戦う準備をしています。アイアンマンが空中に浮かび、アーマーを装着し、準備万端の姿を見せています。キャプテン・アメリカは盾を構え、真剣な表情で仲間たちを見守っています。ソーは雷の力を感じながら、ミョルニルを握っています。背景には崩れたビルや煙が立ち上り、空には戦闘機が飛び交い、緊迫した雰囲気が漂っています。周囲には、逃げる人々の姿や破壊された街並みが描かれ、アベンジャーズの決意が強調されています。
FILM

Infinity

画像スタイルに違いが出ました。
SeaArt FILM
「FILM」とネーミングされていたので、深く考えずに映画のワンシーンをテーマに生成してみました。
Infinty,FLUXなどではどうしても特徴あるAI顔になってしまうのですが、FILMは、自然な顔になりそうです。そこが最大のポイントかもしれません。
ライトセーバーの出来を見る限りでは、物体の生成も良いようです。これまでは、Infinity最強と思って使っていましたが、その不満な点が改善されたのがFILMのような気がします。
唯一の気がかりは、「涙」の生成でした。違和感がありすぎです。これまでのどのモデルよりその部分だけ劣っていました。でも、それは小さな問題かと思います。
コストは15スタミナ(コイン)、評価は☆5となっています。個人的評価は☆4.5です。
解説にある
フィルムレベルの画像生成モデルが創造物に専門的なテクスチャを注入する
この意味がよく理解できません。「フィルムレベルの画像生成モデル」「専門的なテクスチャ」って何でしょう。いつもの誤訳のような気がしないでもないです。
コメント