NO.476 傘

最近、画像が乱れやすいプロンプト例として、「アーチェリー」と「楽器演奏」を検証に利用しました。もう一つの例があります。それは、「傘」です。過去に毎日の挑戦のテーマで雨に関連するものがあり、「傘」のある画像をかなり生成しましたが、途中で断念しました。その時点では、FluxもInfinityもなく、崩壊しない傘が1枚も生成できなかったからです。

さて、あらためて、2024.10.11時点で「傘」のある画像を生成してみます。

an old man,walking while holding an umbrella in one hand

スタジオ
SeaArt Infinity

デフォルト
yayoi_mix

拡大します。

今までは、このように、傘の柄が人体に刺さる状態になるのが普通でした。他には、傘の柄が複数生成されたり構造的に変な位置関係になったりすることがありました。

SDXL
Juggernaut XL

今回、一番驚いたのはこの設定でした。傘は勿論のこと指が正しく生成されていたからです。数か月前までは、SDXLでこのようには生成できませんでした。

Flux

それぞれの設定で1枚ずつしか生成しませんでした。FluxとInfinityは予想通りの結果、SDXLは予想外の結果、デフォルトだけはまだ無理があるとの結果になりました。

おまけでプロンプトを変えて生成してみました。

Singin’ in the Rain

デフォルト
Deliberate

なぜかNSFWになりました。

SDXL
Juggernaut XL

傘は崩壊してしまいました。先の例は、たまたまうまくいっただけのようです。それでも、人体や指は正しく生成されています。

スタジオ
SeaArt Infinity

Flux

デフォルトとSDXLは映画「Singin’ in the Rain」に寄った画像となりましたが、FluxとInfinityはオリジナル画像を生成しました。画像の質という観点だけではなく、画像生成の目的に合わせて設定を選択する必要があるということを、新たに学ぶことができました。

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