Flux (モデルとLoRA)

NO.474 (Flux モデルとLoRA)

これまでは、クイックツールにあるFluxだけを使っていました。今回は、スタジオでFluxを使います。

スタジオへ行き、モデル検索欄に「Flux」と入力します。ヒットしたモデルの詳細を確認します。すると、「許可範囲」は、確認した限り「オンライン画像生成」以外すべてレッドでした。同様にして、LoRAを検索して詳細を確認しました。ほぼモデルと同様な結果でしたが、一部にオールグリーンがありました。これだと権利的にSeaArt外で使うのは難しいようです。

最近のバージョンのSeaArtが使いにくくなったところがあります。それは、モード「デフォルト」「SDXL」「スタジオ」いずれでも、モデルやLoRAを検索するとすべてがヒットしてしまうことです。使用不可能なものあるいはモデルとLoRAの組み合わせ上使用不可能なものも表示されます。創作の紙ヒコーキボタンをクリックしてからはじめて「使えない」とエラー表示されます。更に、お気に入りのモデル、LoRAがどこへ行ったかわからなくなりました。

前置きが長くなりました。今回は、スタジオで任意のFluxモデルとLoRAを組み合わせて画像生成します。プロンプトは、画像崩壊が起きやすそうなものを2つ使います。

「アーチェリー」「バイオリンソロ演奏」

モデル Flux Fusion DS (Smooth merge) [4+ steps] [AIO & UNET] [ALL GGUF • NF4 • FP8/FP16]
LoRA flux midjourneyV6

2枚とも画像に乱れはありませんでした。

モデル 2758 – Flux Asian Realistic – FP8/GGUF
LoRA FLUX 🌟FaeTastic Details

小さくてわかりにくいですが、アーチェリー画像の方は顔がよくないです。バイオリン画像の方は完全に崩壊してしまいました。全く同じ設定で、2.5D系と3D系の違いがあります。前におまけとして書いた、「35mmフィルム」プロンプトが必要な組み合わせのようです。(※FluxやInfinityでは、同一プロンプトでも低確率でアニメ画像が生成されます。それを防ぐためには、消極的プロンプトとして「35mmフイルム」「リアル」など何か1つ入れるといいようです。)

モデル Raemu Flux
LoRA Jab Style Flux & Pony & 1.5

アーチェリー画像の方は、弓そのものが少し良くないです。バイオリン画像の方は、評価しずらいです。

参考までにSeaArt infinityの画像を1枚載せます。

今回は、モデルとLoRAを3つの組み合わせでしか試しませんでした。それでも、使用するモデルやLoRAあるいは組み合わせによって大きく画像の質が異なっていることがわかります。Fluxのモデル、LoRAはまだ登場して間もないのでこれからに期待したいと思います。

おまけ

少し前に、クイックツールの方のFluxでバイオリン画像を数十枚生成しました。そのうち5割前後で手の崩壊が起きました。また、ギターを弾く画像ではその出現確率が少し下がりました。面白いことに6本指の生成確率より3本指の生成確率の方が非常に高いです。「よくない手」「よくない体の部位」というようなネガティブプロンプトがありますが、そのような考えではなく、「指の本数が多くならない」というような内部処理でもあるのでしょうか。1年ほど前のバージョンで、「解剖学的に正しい」「生物学的に正しい」というプロンプトを使っていた頃が懐かしいです。

googleのImageFXは、まだ数回しか使っていませんが、どことなくInfinityに似ているような気がします。比較として、参考までに「violin solo play」で生成してみました。

4枚のうち右上1枚が完全におかしいです。右下はバイオリンから炎が出ています。少し面白いですね。ImageFXのプロンプト欄は独特です。「violin solo play」と入力すると、「violin」「play」のところを変更できるように選択肢が登場します。例えば、即座に「選択肢にある楽器 solo play」に変更できます。初心者や一般の方々が簡単に使えるようにという指向性で開発を進めているような気がします。

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