NO.387 ネガティブプロンプト
4枚1組の画像を2組紹介します。設定とシードは全く同じですが、ネガティブプロンプトだけ違います。
verybadimagenegative_v1.3, ng_deepnegative_v1_75t, (ugly face:0.8),cross-eyed,sketches, (worst quality:2), (low quality:2), (normal quality:2), lowres, normal quality, ((monochrome)), ((grayscale)), skin spots, acnes, skin blemishes, bad anatomy, DeepNegative, facing away, tilted head, {Multiple people}, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worstquality, low quality, normal quality, jpegartifacts, signature, watermark, username, blurry, bad feet, cropped, poorly drawn hands, poorly drawn face, mutation, deformed, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, extra fingers, fewer digits, extra limbs, extra arms,extra legs, malformed limbs, fused fingers, too many fingers, long neck, cross-eyed,mutated hands, polar lowres, bad body, bad proportions, gross proportions, text, error, missing fingers, missing arms, missing legs, extra digit, extra arms, extra leg, extra foot, ((repeating hair))




worst quality, low quality, bad anatomy, bad hands, bad body, missing fingers, extra digit, fewer digits




2組目の画像には驚きました。手の生成がまだまだ不得意なAIとは言え、こんなに乱れるものかと思いました。短いネガティブプロンプトですが、それを防ぐためのワードが入っているにも関わらずです。今まで、1組目のネガティブプロンプトを入れっぱなしにしていたので気が付きませんでした。
しかし、2組の画像を比べてみて困ったことに気が付きます。モデル、LoRA、プロンプトから狙った画像(画風)は、明らかに2組目の方なのです。1組目のネガティブプロンプトを見直してみると、黄色いマーカー部分が画像を変えてしまっています。ずっと気づかずに使っていました。お恥ずかしい限りです。
ネガティブプロンプトは万能ではありません。1組目の長いネガティブプロンプトで宣言されていることもすべてがうまく機能するわけではありません。例えば、画像の下端にサインが入ることが多いことが挙げられます。
かなり前に、ネガティブプロンプトについて書いたことがあります。「重複したものは消して一つに」と。しかし、今回の1組目のネガティブプロンプトには、重複したものがたくさん入っています。それは、少し意図的にしていることでした。2組目のネガティブプロンプトの結果から、必要最小限では、やはり不十分であることが改めて分かりました。実は、こちらはGPTsで提案されたものです。GTPsでは、プロンプトと同時にネガティブプロンプトも生成されます。提案してくれた通りに入れてもこのように機能しないことがあります。
意外な盲点であったネガティブプロンプト。もう一度、勉強しなおす必要があるようです。反省しきりです。最適なネガティブプロンプトを最小限入れても「手、腕、足、脚、物体」については、うまく生成されないことがあります。
さて、話は変わりますが、Canvaでも画像生成ができます。ネガティブプロンプトを使うことはできません。画像生成してみて、やはり一番よくないのは、手足の生成です。しかし、気づいたことがあります。画像のスタイルを選択することができるのですが、絵やアートのスタイルの一部は、手足の生成が良いです。恐らく学習モデルの差異によるものと思われます。
また、画像生成AI「Leonardo ai」では、無料ユーザーがネガティブプロンプトを使うことはできません。ネガティブプロンプトを使わずに生成すると、やはりよくない手、足(脚)、指が生成されます。
ネガティブプロンプトについては、勉強するに越したことはありませんが、あくまで補助的な役割なので、それぞれのAIの向上にも期待したいところです。
初めの例のネガティブプロンプトを修正して、生成しました。

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