NO.222 ネガティブプロンプト 再考

いつものようにお借りしてきます。

Disney Pixar Cartoon type B

傑作, ウェーブのかかった茶色の髪と眼鏡を持つ教室の若い女教師, デニムジーンズパンツ

EasyNegative, drawn by bad-artist, sketch by bad-artist-anime, (bad_prompt:0.8), (artist name, signature, watermark:1.4), (ugly:1.2), (worst quality, poor details:1.4), bad-hands-5, badhandv4, blurry,


シードを同じにし、リフレッシュアイコンの後、ネガティブプロンプトを全部消して画像生成します。


↑クリックすると画像を拡大できます。何となく違いが判る程度でしょうか。ネガティブプロンプトの初めに「EasyNegative」という言葉があります。Bardに聞いてみたので引用します。

EasyNegativeは、Stable Diffusion用のembeddingsの一つとして、イラストの品質向上を目的として設計されています。具体的には、生成されるイラストの品質を低品質から高品質へと調整することが主な機能です。
EasyNegativeは、イラストの描き込みを精細にしたり、塗りに厚みを持たせたりするなど、さまざまな効果をもたらします。また、顔をアニメ調にしたり、背景をぼやかしたりするなどの調整も可能です。
EasyNegativeは、CounterfeitというAIモデル向けに開発されましたが、AnythingやOrangeMixsなど他のイラスト生成モデルでも一定の効果がある場合もあります。
EasyNegativeを使用するには、まずEasyNegativeのデータをダウンロードする必要があります。ダウンロードしたデータは、Stable Diffusionの設定画面でembeddingsとして追加します。
embeddingsを追加したら、ネガティブプロンプトに「EasyNegativeV2」と入力します。これで、EasyNegativeが有効になります。

Stable Diffusionに取り込んで使うようですが、SeaArtは、Stable Diffusionがベースなので、システム的にすでに使えるようになっているのかはわかりません。あとの例でもう一度出てきます。とりあえず先に進みます。

CyberRealistic Classic

カールとそばかすがたくさんある美しい女の子のポートレート写真, (汚れたブロンドの髪:1.10), (顔のポートレート:1.5), 劇的な光, レンブラントの照明計画

<CyberRealistic_Negative>


シードを同じにし、リフレッシュアイコンの後、ネガティブプロンプトを消して画像生成します。


今回はすぐに違いがわかりました。普通ならそばかすとか肌のシミは隠す方に使うネガティブプロンプトですが、今回はあえてそれらを生成するプロンプトの例をお借りしてきました。
<CyberRealistic_Negative>というものは、明らかに何かを呼び出しているものと推測します。そうすると、一つ前の『EasyNegative』は、<>でくくられていなかった点が、気になります。
内部的なことは、全くわかりませんが、ネガティブプロンプトを一括して生成するあるいは書かれたものが存在することはわかります。今の例の、<CyberRealistic_Negative>は明らかに効果を発揮していたことがわかります。

CuteYukiMix(特化可爱风格adorable style)

不条理 , 高解像度, 超詳細, ( 東の竜娘:1.3), (ドラゴンの黄色い角, ドラゴンテイル:1.2), 少女と東の竜, 壊す, 毛皮で縁取られた着物, ワイドスリーブ, ドラゴンプリント, 赤いアイシャドウ, 壊す, 視聴者を見ている, ハッピー, 映画のようなポーズ, 保持ファン, 壊す, (日本画, 墨絵), 辰年, (ハッピー new year, 年賀状:1.2), 壊す, 半透明の水彩画を描きます, 繊細な色のウォッシュで, 微妙なブレンド, 夢のような品質

EasyNegative, nsfw, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry


シードを同じにし、リフレッシュアイコンの後、ネガティブプロンプトを全部消して画像生成します。


ネガティブプロンプトの有り、無しの画像を比較すると、やはり有りの方が良く見えます。ところが・・・。顔部分を拡大してみます。



ネガティブプロンプト無しの方が顔がきれいです。あごの線もはっきり出ています。

ネガティブプロンプトについて調べました。モデルそれぞれに推奨されるネガティブプロンプトがあるようです。それから、リアルとアンリアル、2Dと3Dなど、一方には効果的でも他方にはマイナスなこともあるそうです。Stable Diffusionの動向を見ると、SeaArtのネガティブプロンプトに関することは、今後、より進化していくような気がします。
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